芳賀タウンの家
TENDO|2022
Detail
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建築地山形県天童市敷地面積278.52㎡延べ床面積105.20㎡間取り3LDK+畳スペース+パティオ
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Ua値0.37C値0.43Q値1.35Other優遇制度:地域型住宅グリーン化事業、ゼロ・エネルギー住宅型 性能値:BELS評価☆☆☆☆☆ / 耐震等級 3
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「見られる環境」でも心地よく暮らすために
交通量の多い幹線道路に面した立地。「見られる環境」を前提として、どんな住まいをつくるか?がテーマとなりました。
まず、意識したのは外構を美しく整えること。住まいとして、また、景観の一部として、お客さまが誇りを持てるような佇まいをデザインしました。また、こうした条件下では地上からの視線を遮るためにメインの生活空間を2階に配置することが多いのですが、「LDKは1階につくりたい」というお客さまのご要望もあり、「プライバシーの確保」と「明るさや開放感の演出」、2つの課題の両立を目指してプランを立ていくことに。
私たちがご提案したのは、外からは扉が見えない玄関でプライバシーを守り、1階に屋根のある半屋外のデッキスペース「パティオ」を設けて開放感を生み出すことでした。
他にも、ホテルライクな寝室、床の高さに変化をつけたLDKのつくり込み、食を大切にするダイニングの配置など、細やかな工夫を散りばめて、「見られる環境」でも心地よく暮らせる家が完成しました。
植栽とファサードを組み合わせ、見た目に美しく、暮らしていて安心できるデザインをご提案。
曲線で変化をつけた玄関。家に入った瞬間から開放感のある明るさが感じられる動線設計を施しています。
お客さまのご希望により1階につくられたリビング。左手前にはパティオ、中央にはごろ寝ができる畳の部屋があり、2面の開口から光を採り入れる間取りに。
パティオ内部。家族でバーベキューをしたり、夜風を感じながらお酒を楽しんだりと、用途もさまざま。
「食の時間を大切にしたい」というご要望から、キッチンとダイニングへの動線には敢えて段差を設けて、気分の切り替えを促すかたちに。
リビングから段差を上がって右奥に設けられたダイニング。開放的なリビングとは打って変わって、落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめる空間をつくりました。
階段を上がると家族で使える共有スペースが。お子さんの学習に、読書やリモートワークにと、自由度が高い使い方ができます。
ホテルライクに仕上げられた2階寝室。写真はベッドがまだ置かれていない状態ですが、床から壁面、天井まで木に包み込まれるような設えが特徴的です。